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今回の更新雑記

最近はwordpressのブロックデザイン機能を使ってサイトを比較的簡単に構築していましたが、今回はwordpressのテーマ作成→ランディングページを静的htmlで作成→それをphpにしていく→カスタムフィールドプラグインで編集可能にする、という手順を取りました。極力シンプルにしたのは、この手順だと手数が多くて難しいからです。それと、極力小さく生きていきたいという最近の思想の現れですかね。

それにしても、やはりwordpressのGutenberg機能は画期的だったと思います。これのおかげで、よりwebサイト構築に本腰を上げようと思えるようになりました。最近は依頼があれば、もっぱらこれで作成しています。プラグインもかなり充実してきていて、それなりの見映えになりますしね。
しかしこうなってくると実感するのが、「プロと素人の垣根」です。パソコンソフトというのは一昔前と違ってプロ仕様のものもハードルが低く、良い参考書さえあれば誰でもそれなりのものが作れてしまいます。もちろんデザインセンスや高度な制御などもプロなら追求するのでしょうが、それをやればやるほどユーザビリティの面から離れていき、却って見づらい、使いづらい、なんていうことはよくあることです。今の世の中、既に一億総配信者(メディア側)の時代が来ていますが、そう遠からず、一億総表現者、なんていう時代も来るように思います。

そんな変化の中で、我々ホームページ制作代行業者はいかにして生きていくのか、です。「雛形制作だけを依頼し、あとは自分達で更新する」というところがかなり多くなっていくでしょう。それはとても良いことで、多くの会社で経費削減になるのかなと思いますし、個人がより多くの表現手段を持つことにも繋がります。
結局我々は、プロとして職人化するか、どんどん拡張させるかのどちらかなんでしょう。私のように「一つだけ」を追求した生き方に失敗し、あらゆる制作に手を出している人間は、こだわらずに新しいことをどんどん取り入れ、拡張拡張でできることを増やすしかないのかなと思います。それと、私の強みは「論理構成力」なので、それをいかに仕事と結びつけるのかです。中身を整理・構成し、理路整然と伝えるというのはライターは当たり前にやることですが、あまりこの業界では見ないので。
私(の会社)が今後生き延びるには、「中身重視」を売りにするしかないのかなと思っています。

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